披露宴 余興

披露宴の中盤で行われる余興は、新郎新婦の友人や会社の同僚などが集まり、全員で出し物をして場を盛り上げるイベントです。

新郎新婦のための催しと思われがちですが、実際にはゲストの方に楽しんでもらうためのもの。

新郎新婦に代わってゲストをおもてなしする意味が込められています。

ゲストの中には、新郎新婦のどちらかしか知らない人も多く、全員が共通点を持っているわけではありません。

初めて同士の人たちに共通の認識を持ってもらうためにも、余興は必要なのです。

出し物としては、新郎新婦のエピソードを盛り込んだ歌やダンス、映像上映などがもっとも多く、手が込んでいる余興などはあらかじめ別撮りした作品を上映したり、芸人や歌手などを呼んで派手に盛り上げる余興も行われます。

余興の内容によっては、新郎新婦の生い立ちが盛り込まれる場合もありますし、感動的に泣かせる内容になることもあります。

誰が余興をどのように進めるかによって、印象が大きく変わるのも披露宴の余興ならではの特徴です。

披露宴 服装

披露宴では、基本的に挙式と同じで派手すぎない服装を着用します。

ワンピースやドレスなどが無難ですが、普段着ではなくパーティードレスなど華やかな席にふさわしい服装をするようにしましょう。

ただし、お水を連想させるような派手なドレスは避けます。

黒は葬儀などの弔事をイメージさせますし、白は花嫁に許された色ですから、この二色を身に付ける時は一色だけのコーディネートにならないようにしましょう。

ショールやアクセサリーなど小物を上手く使い、華やかな色合いをプラスすると確実です。

平服を着る場合でも、男性はスーツ、女性はワンピースを着るようにします。

学生さんは制服やスーツでOKですが、カジュアルな普段着で参加しないように注意が必要です。

祝いの場ということで、何をどうコーディネートすればいいのか悩みどころかもしれませんが、新郎新婦がもっとも目立つイベントであることを念頭に置いておけば、服も選びやすいのではないでしょうか。

披露宴 演出

披露宴は、新郎新婦だけが盛り上がるイベントではなくゲストも楽しめる演出を盛り込むのが正解。

今回は、ゲストに好評の演出について紹介したいと思います。

 

・会場の外を使った演出

お庭でバルーンリリースをしたり、記念撮影をするイベントはゲストと新郎新婦の思い出が共有できるイベント。

ずっと会場で着席するよりも、多少動きがあった方が喜ばれます。

 

・余興にプロを招待する

友達や同僚は余興になじみがなく、歌やダンスが得意ではない場合もあります。

思い切ってプロの芸人やダンサー、歌手などに来て頂く方法も人気がります。

ステージを作り、音響や照明などにもこだわれば本格的なショーが楽しめます。

 

・エンドロールで名前を表示
エンディングで流すビデオに名前を載せたり、その日に撮ったビデオを編集してエンディングに流すと、ゲストにとっては思いがけないサプライズになります。

特にビデオ上映は一日の流れを簡単に振り返ることができるので人気が高い演出です。

披露宴 ドレス

披露宴で花嫁が身に付けるドレスは、いわゆる「お色直し」と呼ばれる衣装替えを経た後のドレスです。

組み合わせとして一番多いものは、ウエディングドレスからカラードレスへのチェンジです。

カラードレスは白一色のドレスから自分好みの色のドレスにチェンジできるので、個性や好みが反映されやすい部分です。

カラードレスには挿し色に別のカラーを使ったものなどもあり、自分好みのドレスが必ずみつかります。

今まで着たことがない色を、一生に一度しかない披露宴で着てみるのも良いかもしれませんし、季節に合った色合い(春から初夏はパステルカラー、夏なら元気なビタミンカラーなど)を選ぶ方法もおすすめです。

また、お色直しにあえて日本の伝統的な「和装」を選ぶのもひとつの方法。黒引き振袖なども人気があります。

日本人にもっとも似合う和装は、新郎新婦を上品に魅せてくれます。

打ち掛けから帯、小物まですべてが白で統一された「白無垢」や、白以外の色をあしらった「色打ち掛け」などが特に人気です。

披露宴とは

結婚披露宴のうちの「披露宴」とは、挙式で結婚の誓いをした新郎新婦が、二人の姿をゲストに披露するための宴です。

挙式に参加しなかったゲストに対し、結婚した姿を報告するという意味もあります。

披露宴の主な流れとしては、

迎賓→新郎新婦入場→スピーチ→新郎新婦紹介→主賓挨拶→ケーキ入刀→乾杯→スライドショー→お色直し後の入場→両親への手紙→記念品贈呈→謝辞→送賓

がもっとも一般的な流れですが、スライドショー部分にかける時間を多めにとったり、送賓の際に新郎新婦がプチギフトを手渡したりなど、式によっては内容が一部変わる場合もあります。

チャペルで挙式をしてから専用の披露宴会場に移動するのが一般的ですが、最近では披露宴をレストランで行ったり、披露宴ではなく二次会という名目で後日行われる場合もあります。

結婚式のスタイルはカップルごとに異なり、招待されるゲストも挙式と披露宴でそれぞれ異なるケースも珍しくありません。