披露宴の中盤で行われる余興は、新郎新婦の友人や会社の同僚などが集まり、全員で出し物をして場を盛り上げるイベントです。
新郎新婦のための催しと思われがちですが、実際にはゲストの方に楽しんでもらうためのもの。
新郎新婦に代わってゲストをおもてなしする意味が込められています。
ゲストの中には、新郎新婦のどちらかしか知らない人も多く、全員が共通点を持っているわけではありません。
初めて同士の人たちに共通の認識を持ってもらうためにも、余興は必要なのです。
出し物としては、新郎新婦のエピソードを盛り込んだ歌やダンス、映像上映などがもっとも多く、手が込んでいる余興などはあらかじめ別撮りした作品を上映したり、芸人や歌手などを呼んで派手に盛り上げる余興も行われます。
余興の内容によっては、新郎新婦の生い立ちが盛り込まれる場合もありますし、感動的に泣かせる内容になることもあります。
誰が余興をどのように進めるかによって、印象が大きく変わるのも披露宴の余興ならではの特徴です。