結納には「正式結納」「略式結納」の二種類があります。
伝統的なしきたりを重んじる地域では正式結納が採用されますが、最近ではお金をかけない略式結納も行われるようになりました。
どちらのスタイルを選ぶかによって、結納全体の流れが異なります。
結納では「口上」と呼ばれる独特な台詞回しがあります。
部分的に言葉を省略する場合もあれば、すべて正式な言い回しに統一する場合もありますが、これといって決まった台詞はありません。
始めの口上
・結納品を受け取るとき
・受書を渡すとき
・受書を受け取ったとき
・結びの口上
・夫婦ふたりで挨拶をする場合と、それぞれのシーンに合わせて口上が必要になります。
スムーズに台詞が口にできるよう事前に練習が必要ですが、少なくとも二種類の台詞だけは覚えておきたいところです。
こちらから送る時:「幾久しく(いくひさしく) お納めください」
相手から受け取る時:「幾久しくお受けいたします」
この台詞を覚えておくと、格式高い式にすることができます。